“林革命第二章”の真髄 相川新体制で遊撃手のレギュラー獲りへ 首脳陣が25歳の名手に期待する「理由」とは?【DeNA】

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攻守で「結果」を生み、レギュラー争いで存在感を示す林(C)萩原孝弘

レギュラー獲り待ったなしの4年目

 プロ4年目を迎える林琢真は、今まさに「ヤングライオン」から「百獣の王」にひとかわむけようとしている真っただ中。石上泰輝、京田陽太との熾烈なショートのレギュラー争いに身を置く25歳だが、ライバルとの差別化は明確に描き出せている。

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 昨年の林はキャリアハイとなる95試合出場。クライマックスシリーズ(CS)でも粘りのある打撃に加え、目立った走力で頭角を現した。一昨年から取り組んだ肉体改造も功を奏し、.250以下だった長打率も3割を超えた。今オフはさらなるパンプアップを図って肉体を強化。シーズン完走にも自信を見せている。

「やっぱり試合に出られないと掴めない部分って多いんです」

 そう実戦経験の重要性を語る林は、2023年のルーキーイヤーは36試合にスタメンで名を連ね、CSでも「1番・ショート」で出場。しかし2年目のスタメン機会は25試合と低下し、主に守備固めや代走としてベンチを温めた。

 だが、昨年から状況は一変。78試合とスタメン機会を急増させ、それと比例するように状況を判断する力が身についた。さらにパワーアップの効果で打球速度も格段に向上していた。

 だが、追い求めるところはそこだけではない。それが昨年の“経験”から林が導き出した答えだった。

「いい打球が打てている時は、打球速度も上がってきます。ただ相手もいい打球を打たせまいと思って投げてくるのは当たり前ですよね。だから全打席でフルスイングして、いい打球が打てるという訳にはいきません」

 結果が何よりも求められるプロの世界、ピッチャーとバッターの駆け引きは一筋縄ではいかない。では、“林琢真”というブランドを際立たせるためにはどうすればいいのか。

「それは試合に流れや状況に応じて、自分の持っている引き出しのどれを開けるかというところですね」

 昨年のCSで光ったプレーがあった。それは“天敵”とされる山﨑伊織(巨人)と対峙した際の打席だ。林は粘りに粘り、最終的に四球をもぎ取った。早仕掛けの打者が簡単に討ち取られた後、ファールで粘り、相手にジワジワとダメージを与える打席だった。

 出塁とハードヒットの両立は難しいからこそ、状況や展開合わせて、臨機応変にプレーする大切さを、今の林は念頭に置いている。

 理想は「あいつ何やってんだとか相手が思うような、試合の流れを断ち切るプレー」だ。林は「劣勢なときにちょっとしたアクセントを入れたい」とも語る。パワーヒッターの並ぶ、DeNAの重量打線において、献身的かつ狡猾なプレースタイルは希少だ。

 ただ、あくまで受動的ではなく、能動的に。林は“ゲームチェンジャー”としての役目を担う。

「小技を使える選手って、チームには少ないと思うので。何とか他の選手との違いを出していきたいですね」

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