食事制限も導入して何をしようとしているのか? 真価が問われる桐敷拓馬がオフも“休まず”に追い求めた「理想」とは――【阪神】

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大粒の汗を滴らせ、鬼気迫る表情で腕を振った宜野座のブルペン

 沖縄・宜野座キャンプ第1クールのブルペン。桐敷は大粒の汗を滴らせ、鬼気迫る表情で腕を振っていた。時折、首をかしげて自身への不満をにじませながら投げ続けていた。

「今は身体のここが使えてなかったとか。投げ終わった後にダメだったとか。球数がかさんでくるとどうしても力いっぱい投げてしまう。イライラはしてないんですけど、良いなりにそういう課題が出てきた。ブルペンは充実していたのかなっていうのはありますね」

 課題の体重移動は理想に近い形で体現できている。この日のブルペンを本人は「70点」と評した。球数が増え、疲労が出てきた時に再現性を維持できるか。長いシーズンで70試合に登板して完走した経験のある男は“踏ん張りどころ”を知っている。ボールを受けた捕手・坂本誠志郎も桐敷の現在地を「30球ぐらいまでは良かったけど、そこからバテてましたね。でもオフの期間から(状態が)良いのは知っているので」と的確に表現した。

 岩崎優、及川雅貴とともにブルペンの中核を担うはずだった石井大智がアキレス腱断裂の大怪我を負ったのはその数日後だった。チームにとっては大きな痛手。それでも、逆襲を意気込む桐敷にとっては今季への決意をより強くした同僚のアクシデントだったはずだ。

「アピールする立場は変わらないので。開幕の日に1軍にいられるように。やっぱり1軍の戦力になるっていうことはこだわっていきたい」

 1軍で43試合に登板し防御率2.84だった昨季も決して「不振」だったわけではない。ただ周囲が、そして何より桐敷本人が追い求めるのは、キャリア最高の働きを見せた24年の感覚と投球フォーム。背番号47がV字回復の躍動を見せた時、12球団屈指の力を誇る虎のブルペンは厚みを増す。

[取材・文:遠藤礼]

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