挽回が期待された守護神スコットが“手術”で離脱…防御率7点台のドジャース中継ぎ陣に暗雲「期待外れの成績に終わった」
良いところがないまま、離脱を余儀なくされたスコット(C)Getty Images
世界一軍団に緊急事態だ。現地時間10月9日、ドジャースは本拠地で行われるフィリーズとの地区シリーズ第4戦を前に中継ぎ左腕のタナー・スコットが怪我のためにロースターから外れたと公表した。
今季から4年7200万ドル(約110億円)でドジャースに加入したスコットは、後半戦に低調なパフォーマンスに終始。オールスターブレイク以降の16登板で防御率6.92と大不振。リーグ最多のセーブ失敗(10回)をするなど、大事な局面で打ち込まれるシーンが散見していた。
今ポストシーズンでの挽回が期待されていた31歳だが、状況はかなり厳しいものとなっている。試合前に米メディア『Sports Net LA』などの取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は「下半身にできた膿瘍の切除を行った」と説明。「正直なところ、私はこの件を深く知っているわけではない」としつつ、「小さな処置だ。彼は順調に回復していることはわかっている」と早期復帰に期待を寄せた。
ただ、今ポストシーズンで中継ぎ陣の防御率が7.04と悪化の一途を辿っているドジャースにとっては、シーズン32セーブを挙げた“守護神”の離脱は悩ましい。ゆえに地元メディアからは苦しい台所事情を嘆く声が上がっている。米専門メディア『Dodger Blue』は、こう記している。
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