CY賞左腕を獲得なら「最強の投手王国化」は必至 それでも新戦力強化でド軍に予想される“ジレンマ”とは?「ササキを含むこと」

タグ: , , , 2025/10/26

 すでにブレーク・スネル、山本由伸、タイラー・グラスノー、大谷翔平と強力な先発ローテーションを擁しているドジャースだけに、スクーバルが加わるとなれば、まさに虎に翼。「投手王国」はより強固な礎を築くことになる。

 では、現時点で可能性はどれだけあるのか。スペイン紙『Marca』のアメリカ版は「彼らは日本の若きスター投手であるロウキ・ササキを含む7選手がトップ100入り。スクーバル獲得のための交渉の余地は他球団に比べて大きい」と断言した。

 さらに「交渉が成立すれば、ドジャースの先発投手陣は、層の厚さ、経験、そして国際的な才能を備え、MLB史上最も圧倒的な先発陣の一つとなる可能性がある」と訴える同紙だが、同時に銀河系軍団が抱える“ジレンマ”も説いている。

「ササキを含むことになる多くの若手を失う可能性が出るのはドジャースにとって痛手になり得る。そこで生じるジレンマは明らかだ。彼らは賭けて再びタイトルを目指すべきなのか、それとも中長期を見越して若手有望株を守るべきか。アンドリュー・フリードマン(編成本部長)をはじめとする首脳陣の決断は球団の近将来を決定づけ、メジャーリーグの勢力図を大きく変える可能性を秘めている」

 山本がドジャースと23年12月に締結した12年総額3億2500万ドル(約491億円)のメガディールが示すように、近年の米球界は先発投手の契約金が高騰。多くの交渉を成立させてきた剛腕代理人スコット・ボラス氏とマネージメント契約を締結しているスクーバルも、大型契約を狙っているのは想像に難くない。実際、米紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者によれば、タイガースと当人の要求額には2億5000万ドル(約376億円)の差が生じているという。

 将来的にスクーバルと大型契約を結べる財政的なポテンシャルを考慮しても、ドジャースはCY賞左腕にとって、うってつけの場所と言えそうだが、果たしてどのような決断が下されるのか。交渉の行方を興味深く見守りたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】最強左腕スクーバルの衝撃トレード説浮上! 米誌が佐々木朗希の絡むドジャース入りを予測「交渉材料となる“資金”は揃っている」

【関連記事】「俺たちにお前はいらない」――飛んだ“4万人の野次”にも笑顔 大谷翔平に対する必然のブーイングにド軍同僚はポツり「最高な選手だから」

【関連記事】打率1割に終わった25億円男に見切り? ドジャースが“切り込み隊長”のトレード獲得を画策か「外野に未解決の問題を抱えている」

関連記事

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP ユメロン黒川:寝姿勢改善パッド「nobiraku」 寝ている間が伸びる時間

腰が気になる方!腰まわりの予防に、試してみませんか? 寝ている間が、ととのう時間。 nobirakuはパフォーマンス向上の為の“大人のお昼寝”にも最適!

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム