世紀のトレードが実現か ド軍が先発4本柱の一人をスクーバル獲得要員に? 米ESPNで米球団幹部が証言「ダークホースだ」

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ドジャースの“切り札”とされたのは…

 スクーバルの現状を「獲得にリスクは伴う」と伝えた『ESPN』は「球界関係者の誰一人として世紀のトレードが今冬に起こるとは思っていなかった」と指摘。電撃的な移籍の可能性が小さいという見立てを立てながらも「この冬は複数のチームが投手陣のトレード交渉に前向きだ。FAが迫る選手の放出、年俸削減など、理由は様々だが、2026年シーズンに向けて、例年よりもマウンド上の動きが活発になるかもしれない」と予測した。

 そんな同局のリポートにおいてショッキングなのは、ドジャースの動静だ。チームの先発ローテーションの柱ともなっているタイラー・グラスノーを放出する可能性があるとしたのである。

 現在32歳のグラスノーは、23年オフにトレードでドジャースに入団。それと同時に5年1億3650万ドル(約212億9400万円)の契約を締結していた。

 今季は6月に右肩の負傷で60日間の故障者リスト入りをするなど、1年を通したフル稼働ができず。ポストシーズンでは6試合に登板して未勝利ながら、防御率1.69、奪三振率10.55と一定の数字を残したものの、コンディション面の不安はぬぐえずにいる。

 山本由伸、ブレーク・スネル、そして大谷翔平と並ぶ、“先発4本柱”として期待をされるグラスノー。しかし、来季年俸が3000万ドル(約46億8000万円)となる右腕との契約にはトレード拒否条項が付帯していないため、ドジャースが“切り札”として使用する可能性は小さくない。

 ドジャースの内情を伝えた『ESPN』の取材に応じた匿名の球界関係者は、こう説いている。

「グラスノーはトレード市場のダークホースだ。ドジャースはオオタニ、ヤマモト、スネル、ササキ、シーハンを軸に据え、グラスノーをトレード市場要員として活用できるだろう」

 仮にスクーバル獲得のために、大枚を叩いたグラスノーが利用されるなら球界が騒然となるのは必至だ。果たして、大物が絡む文字通りのビッグディールは日の目を見るだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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