怪腕スクーバルはトレード放出が妥当? 米球界で広まるド軍電撃加入の可能性「3連覇の可能性は明らかに高まる」
巷ではトレードの可能性を指摘する声が日に日に強まっている。
米スポーツ専門局『ESPN』のバスター・オルニー記者は「タイガースはスクーバルがデトロイトに留まるという立場を崩す気配を見せていない」としながらも、「トレードオプションに関する他球団との協議は続けられている」と指摘。「実際に彼をトレードで放出するかどうかは依然として不透明なままだ。しかし、ご想像の通り、契約延長に際して(スクーバル側から)要求されている契約金は莫大だ」と見通した。
「タイガースは、彼を『残す』と発表することで、少なくともこのオフに関してはトレード交渉を打ち切ることができる。彼は2026年チームにとって最大の差別化要因となるため、仮にトレードを実現させるなら、放出に見合う大きな見返りを得る必要があるだろう」
このオルニー記者の“分析”を伝えた米誌『Sports Illustrated』は「スクーバルのトレード価値を見極めるのは難しい」と強調。そして、一部で囁かれる“世界一軍団”への電撃的な加入に切り込んでいる。
「スクーバルは間違いなく現在のMLBで最高の投手だが、球団との契約は残り1年しかない。この左腕が、来オフのFA市場で記録破りの契約を求める可能性が高いとなると、事実上1年間のレンタル契約になりかねない。その価値を見極めるのは容易ではない。
ドジャースは、来シーズンに向けては実力派投手たちが離脱から戻ってくることが予想され、先発投手の増強は必ずしも喫緊の課題ではない。だが、スクーバルを獲得すればチームのワールドシリーズ3連覇の可能性は明らかに高まる。彼がヤマモト、スネル、オオタニ、グラスノーと並べば、優秀な投手陣をより確固たるものへと昇華させる存在となる」
果たして、大物左腕のビッグトレードは実現するのか。ウインターミーティング以降に進むであろう交渉の行方から目が離せない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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