名門は幹部が“極秘スカウト”で獲得に本腰 今井達也の「最適球団」を米記者が予測「彼らには彼らのスタイルがある」
日本球界で異彩を放ってきた今井。その投球内容に米球界内での関心が高まっている(C)Getty Images
注目を集めるサムライ右腕の争奪戦の火蓋が切って落とされた。
現地時間11月18日、MLBは、今オフに西武からポスティングシステムでメジャー移籍を目指す今井達也を全30球団に契約可能選手として通知。これにより、来年1月2日午後5時(現地時間)まで譲渡金を支払う意思のある全球団と交渉可能となった。
【動画】今井は9回も圧巻の3者連続三振締め!球団新の17奪三振を記録した
いまだMLBでは未投球ながら声価はかなり高まっている。現在27歳とFA市場に出ている先発投手たちの中でも若く、NPBでの2025年シーズンに、防御率1.92、WHIP0.89、178奪三振(奪三振率9.89)のハイアベレージを記録した今井を巡っては、複数球団が獲得に動くと見込まれている。
23年12月にドジャースと投手史上最高額となる12年総額3億2500万ドル(約495億円=当時のレート)というメガディールを締結した山本由伸と同等の評価こそ得られてはいない。それでも今井に対する米球界関係者の“期待値”が揺るぎないのも事実だ。
日米両球界の移籍事情に詳しいジョン・モロシ記者は、MLBの公式ネット局『MLB Network』の番組内で司会から「イマイは小さすぎるのではないか? 少なくとも、体重はもっと増やした方がいい」と話題を振られ、「いや、そうは思わない」と断言。「ヤマモトも野球界では大きい投手ではないが、最後まで生き残った。彼らには彼らのスタイルがある」と強調した。
そんなモロシ記者が「イマイはあの球場に完璧にフィットする」と太鼓判を押すのが、26年シーズンからトニー・ビテロ監督による新体制を発足させるジャイアンツだ。






