“乱闘寸前”騒動が波紋! 絶対王者リネールを蹴り上げた男の母国は失格処分に反発「スポーツマンらしくない行為で」【パリ五輪】
会場が異様ムードとなる中、結果は「一本勝ち」から「反則勝ち」に変更。不満露わに畳の上から去ったツシシビリにはふたたび容赦のないブーイングが浴びせられた。
この一戦を制したリネールは準決勝、決勝と勝利。自身3度目の金メダルを獲得。一方で「柔道の精神に反する」として反則負けを命じられたツシシビリは即座に失格。敗者復活戦への出場権も剥奪される後味の悪い結果で五輪を終えることになった。
この結果を不服とするのは、ツシシビリの母国メディアだ。日刊紙『Kviris Palitra』は「リネールとの騒動はスキャンダルだ」と強調。観客を煽る素振りも見せたフランス柔道界の英雄の態度を「許されざる挑発行為だった」と断じた上で「ツシシビリはエキサイトして相手に応じてしまった。リネールのスポーツマンらしくない行為によって失格となった」と訴え、ライバルへの不満を隠そうとはしなかった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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