神童が迎えた「人生の岐路」 元世界王者との“負けの許されない”再起戦に挑む那須川天心の胸中「正直、怖いところもある」

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エストラーダ戦に向け、引き締まった肉体を披露する那須川(C)CoCoKARAnext

再起戦としてのハードルはかなりの高さ

「やってやるからさ、見ててくれよ」

 決戦前日、無事に計量を終えたWBC世界バンタム級2位の那須川天心(帝拳)は、自身のXに、そう投稿した。昨年11月の井上拓真(大橋)戦で格闘キャリア54戦目にして初黒星を喫した27歳にとって、人生で初めての再起戦となる。SNSで発信した「やってやる」の言葉には、覚悟が滲み出た。

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 これまで歯に衣着せぬ発言でお茶の間を賑わせてきた。ゆえに敗北の反動は凄まじく、世間では逆風が吹きすさんだ。「いろいろなことを考えたり、精神面だったり、自分のことが信じられなくなったりとか、たくさんのことがあった」と言うほど那須川にとって井上戦のダメージは大きかった。

 それでも那須川は折れない。仮にたった1度の敗北で折れてしまうのなら、井上戦後の会見で目にうっすらと涙を浮かべながら、「こんなことで辞めないっすよ。一切ないです。ダサいじゃないですか、負けてやめますみたいなの」と漏らした言葉が嘘になる。

 敗北の味を知り、「ボクシングをより好きになった」。だからこそ、次に選んだ相手は、百戦錬磨の元世界王者だった。日本格闘技の聖地とも言える両国国技館で迎えるフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)は、キャリア49戦45勝(28KO)4敗の戦績を誇る猛者だ。

 35歳となり、フライ級とスーパーフライ級の世界2階級制覇王者として名を馳せた最盛期のスピードとキレはない。とはいえ、経験に裏打ちされたテクニックと勝負強さは健在。「3階級制覇」のモチベーションを高く維持しているベテランの懐の深さは恐ろしくもある。

 再起戦としてのハードルはかなりの高さがある。ましてや、“人生”で初めて敗れた選手に対しては、異例と言えるのかもしれない。しかし、裏を返せば、それは帝拳関係者をはじめとする周囲の期待の表れでもある。

 当然、本人の覚悟はとうに決まっている。計量を終え、飄々とした表情を浮かべた那須川は、フェイスオフで対峙したエストラーダを「やっぱ強そうだなと思いますし、非常にいい顔をしている。やっぱり、ずっと戦っているだけはある」と警戒しつつ、「だけど、俺もやってやるよって気持ちはある」と沸々と湧き上がる闘志を抑えるように淡々と語った。

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