WBC会長に「何様だ?」 最強戦士クロフォードが“突然の王座剥奪”に怒り爆発「命を懸けているのは俺たち。お前らじゃない」
現在のボクシング界で“最強”と称されるクロフォード(C)Getty Images
最強ファイターが怒った。
物議を醸しているのは、現地時間12月3日に世界ボクシング評議会(WBC)が下した一つの決定。今年9月に男子選手史上初となる、3階級での4団体統一を達成したテレンス・クロフォード(米国)の王座剥奪を発表したのだ。
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快挙からわずか3か月で急転直下の剥奪となった。WBCが公表したリリースによれば、決定理由は、クロフォードが「WBCルールおよび規則の明示的な義務を遵守せず、過去2試合(イスラエル・マドリモフ戦、アルバレス戦)の世界タイトル戦で試合料を支払わなかったため」。同団体は選手側と幾度もコミュニケーションを図ったものの、返答が得られず。ついにはベルトの剥奪を強いた。
これに烈火のごとく怒りをあらわにしたのが、当のクロフォードである。情報が明るみになった直後に自身のインスタグラムで、ライブ配信を行った38歳は、「マウリシオ(・スレイマン会長)が、俺が30万ドルと、10万ドルくらいの試合料を払わなかったとあーだ、こーだと言っているのを見た。その件で俺が謝罪しなかったとも言われてるみたいだ」と語り、こうぶちまけた。
「お前(スレイマン会長)は、自分を何様だと思ってるんだ? お前になんてびた一文を払うもんか。誰と話してると思っているんだ? 他団体と比べて優れているとでも思っているのか? WBA、WBO、IBFは、俺が与えたものを受け取ったぞ。お前らだけだ。お前とWBCは、他のどこよりも偉いとでも思っているのか? 緑色のベルト? そんなものはもうどうでもいいわ。真のベルトは『The Ring』(米老舗誌『The Ring Magazine』)のベルトだけだよ。しかもそれはタダだからな」





