「4番であれだけ打っている人間を動かさないほうがいい」阪神サトテルは三塁固定なるか 球界OBがポジション問題を指摘 「落ち着いて野球をやらせてあげたほうがいい」
5月下旬からの佐藤輝の右翼起用には、開幕左翼の前川右京の不振も影響していた。
高木氏もその点を認めながら、前川は先のヤクルト戦でしっかりチャンスメイクも行っていたとしながら、「普通の前川が6番にいてくれたら、それは嫌だよ」と、前川の復調も守備隊形に影響を及ぼすとした。
ただ、それにおいても佐藤輝に関しては「4番であれだけ打っている人間(のポジション)を動かさないほうがいいよ 落ち着いて野球をやらせてあげたほうがいいよ」と進言するシーンも。
1日の巨人戦でも初回に先制の適時打をマーク、ここまで73試合に出場、リーグトップの20本塁打、長打率.583とプロ5年目の今季は主砲として、しっかりチームをけん引している。
高木氏はまた、佐藤輝含め、森下翔太、大山悠輔、近本光司、中野拓夢に関して「この5人は固定だよ 聖域でいて欲しいな」と打順上位5人に関してはポジションを固定して、どっしりと戦わせるべきという持論も展開した。
最後まで「4番サード、佐藤輝明、この代名詞を作ってあげようよ」とホットコーナーの起用を推した高木氏。佐藤輝自身の野球選手のキャリアにとっても大事になるとした。
4位のDeNAまで5.5ゲーム差とまだまだ混セは続く。勝利に導く背番号8の打棒が必要であることは間違いない。藤川球児監督がどう動かしていくのか。今後のポジション含めた選手起用も注目を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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