ヤクルト 巨人に3連敗のどん底 球界OBから指摘される村上宗隆以外の「隠れ不振」選手の名前
トリプルスリー男として知られる山田(C)Getty Images
ヤクルトは18日の巨人戦(神宮球場)に3-6と同一カード3連敗を喫した。ミスも重なり、停滞モードとなってきた。
ミスから派生した失点が響いた。1点リードの5回1死一塁。横川凱の犠打を捕球したサイスニードの一塁送球を、一塁を守るオスナと山田哲人が譲り合ってしまった(記録はオスナの失策)。
【動画】ヤクルトは5回の痛恨ミスから、坂本に3ランを浴びた場面
オスナは二塁手の山田がベースカバーに入っていると判断した模様で、連係ミスから出塁を許し、このプレーには投げていたサイスニードも頭を抱えてしゃがみ込んだ。
ミスが出たら、つけこまれるのは勝負の鉄則。サイスニードはその後、一死一、三塁から吉川尚輝に左前適時打を許して同点に追いつかれると、さらに二死一、三塁から坂本勇人に勝ち越しの3ランを許した。
これで今季の巨人戦は2勝7敗。試合後の高津監督は5回のエラーに関して「あってはいかんミス」と嘆くしかなかった。
苦戦が続くヤクルトには球界内からも様々な考察の声が出ている。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏は19日に更新した自身のユーチューブチャンネルでヤクルトの戦いぶりについて言及している。
この3連戦の12球団の戦いぶりを振り返る企画の中で、18日の試合で出たエラーに関しては「非常に雰囲気の悪いミスになってしまった」と高木氏。先発のサイスニードが好投していただけに「もったいなかった」と話した。