藤川阪神の象徴は佐藤輝明の“覚醒” ペナント独走の11連勝をけん引する大砲の傑出度は「三冠王級」の図抜けた水準に

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「攻められるから振るという悪循環があった。結局その球をどう打つかではなく、どう見送るか。相当ボール球を振ってると思う」

 そう、岡田彰布元監督(現オーナー付顧問)からも指摘されることがあった。安易なボール球に手を出し、三振の山を築いてしまう“悪癖”が治らなければ、特大のポテンシャルも宝の持ち腐れになるという指摘もあった。

 しかし、今季はそうした悪循環に陥る素振りは一向に見られない。それは何よりも数字の安定が物語る。81試合に出場している佐藤は、打率.289、23本、60打点、長打率.600、OPS.950のハイアベレージをキープ。球団の左打者では、2010年のクレイグ・ブラゼル以来となる年間40本塁打超えも可能なペースで打ちまくっている。

 また、今季の打力は近年の球界全体で見ても稀有なものだと言える。それを推し量るのは『wRC+』という指標だ。これは打者が打席あたりに産み出した得点の傑出度を表したものなのだが、ここまでの佐藤は「209」もある。これは過去10年で見ると、「233」を叩き出した村上宗隆(22年)に匹敵する水準と言える。ちなみにこのシーズンの村上はご存知の通り、三冠王に輝き、空前絶後の大フィーバーを巻き起こしている。

 まさしく猛打爆発といった感がある佐藤。この球団史に残るであろう大砲が安定して打ち続けている限り、阪神の勢いは止まりそうにない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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