藤川阪神になぜここまで人は惹かれるのか 史上最速Vを達成「育てながら勝つ」の凄み、卓越したマネジメント力の背景

タグ: , , , 2025/9/8

阪神で新任の監督が優勝を飾るのは史上初の快挙となる(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext

 今季、圧倒的な強さを誇った、阪神がとうとう優勝を果たした。

 9月7日に行われた広島戦(甲子園)に2-0と勝利。9月7日にリーグ優勝を決めたのは2リーグ制後、史上最速となった。

【動画】歴史的な強さだった!感動の阪神優勝の瞬間をチェック

 2回無死一、三塁の好機に高寺望夢が犠飛を決め、先制すると6回一死三塁の好機に近本光司もしっかり犠飛を決め、リードを2点に広げる。

 先発を任された才木浩人が5回にまさかの危険球退場というアクシデントもありながら、緊急登板した湯浅京己が後続を断ち、無失点に抑えると、6回からは桐敷拓馬、及川雅貴、石井大智とつなぎ、2点差の9回に登板した守護神・岩崎優が三人で抑え、ゲームセット。2リーグ分立後では史上最速V、阪神において新人監督が優勝を果たすのも史上初となった。球団創設90周年の節目に青年監督が大きな仕事をやってのけた。

 交流戦では連敗の時期もありながら、7月には11連勝と盛り返し、セ・リーグの貯金を独占と歴史的な強さを誇ったチームでは指揮官の卓越したマネジメント力、柔軟な用兵がたびたび話題になった。

 まず強みである投手陣では先発陣は村上頌樹、才木浩人の両エースを軸に、先発ローテに幅を持たせ、デュプランティエ、ルーキー左腕・伊原陵人が安定したピッチングで前半戦のチームを支えた。

 また選手たちのコンディションを見ながら「積極的休養」を取り入れたことも話題を呼んだ。1-5番の不動のオーダーとされたレギュラー陣に関しても、疲労がたまっているとみれば先発を外し、かわって若い選手を起用してきた。

 昨年までは代走、守備固めが主だった熊谷敬宥や高卒5年シーズンの高寺望夢、豊田寛、中川勇斗など、新たな戦力を掘り起こし、「勝利と育成」の2大命題を進めたことも評価されている。

関連記事

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP ユメロン黒川:寝姿勢改善パッド「nobiraku」 寝ている間が伸びる時間

腰が気になる方!腰まわりの予防に、試してみませんか? 寝ている間が、ととのう時間。 nobirakuはパフォーマンス向上の為の“大人のお昼寝”にも最適!

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム