藤川阪神になぜここまで人は惹かれるのか 史上最速Vを達成「育てながら勝つ」の凄み、卓越したマネジメント力の背景

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 そして、ファンが心を動かされたのは、優勝が決まった7日のオーダーにもあった。この試合に「6番・遊撃」で先発したのは木浪聖也だった。今季は遊撃のポジション争いで苦しい立場に置かれていたが、勝てば優勝が決まる試合で先発起用。

 ベンチの期待に応え、背番号0は2回無死二塁から右前打、4回先頭の打席でも中前に運ぶなど、マルチ安打を記録。この起用にはファンも反応。XなどSNS上では「藤川球児監督の想いが伝わるスタメン」「木浪スタメンは胸アツ」「泣かせにきてんのか」など、感動の輪が広がった。
 
 試合後の優勝監督インタビューでは「選手たちが強い」「心強い選手たち」と称えた藤川監督。その背中を押し続け、たとえミスをしてもまたチャンスを与えた。主力と若手の融合、選手たちの努力、試合に向け準備する姿勢をしっかり「見てきた」ことがチームの活性化、好循環につながったと言えるだろう。

 今季は2位以下が借金と独走したことも話題を呼んだ。圧巻の手腕で就任1年目からチームを優勝に導いた藤川阪神の黄金時代はまだまだ続きそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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