岡田阪神 痛恨の4連敗で3位転落 響いた「開幕投手の不振」「Wストッパー体制にも黄信号」
背信投球となった青柳は再びの二軍降格が決まった。かつての最多勝投手は今季も開幕投手を託されるなど、岡田彰布監督も再起を願って再三チャンスを与えているが、ここまで8試合に登板し、1勝3敗と波に乗れない状態が続いている。
さらに心配材料としてはWストッパーを託されているゲラの状態にもある。
26日の巨人戦(甲子園)でも9回に岡本和真に同点となるホームランを献上しており、登板2試合連続で救援失敗となった。この試合でもストライクがなかなか入らないなど、不安定な投球も目立った。
Wストッパーのもう一人、左腕、岩崎優は同じく26日の巨人戦で延長10回に決勝点を許すなどしたが、この試合では1点リードの8回に登板し、三者凡退に抑えた。開幕から2か月が経過。救援陣においてもちょうど疲労がたまる時期となることで、チームの生命線ともいえる、終盤の投手起用をどのように進めていくかも今後、注目となる。
昨年の日本一チーム、リーグ連覇を目指す阪神にとっても、今季ワーストの4連敗とここが踏ん張りどころとなる。交流戦の戦い方次第では今後の星勘定も変わってくるとあって、名将、岡田監督がいかにチームを動かしていくのか。選手の奮起も期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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