過熱する阪神の”捕手論争”に球界OBが見解「岡田監督はちゃんと見てる」
打率・316と結果を残す坂本。宮本氏は投手の能力を上手く引き出す能力も評価した(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
阪神の坂本誠志郎の存在感が日に日に増している。坂本がバッテリーを組む先発投手の大竹耕太郎は防御率0・36、村上頌樹は防御率0・28、伊藤将司の防御率1・23と、その成績は全員驚異的。リーグトップのチーム防御率2・58を誇る強力な投手陣を支える最重要人物と言っても良い。
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とはいえ、阪神には日本代表にも選出された経験があり、長年正捕手として出場してきた梅野隆太郎がいる。ただ、梅野がリードすることが多い西勇輝は防御率5・13、青柳晃洋は4・85とどちらもパッとしない。打撃成績を見ると梅野は打率・106、坂本は・316と大きく差をつけている。さらには坂本は打席数が梅野よりも30近く少ないものの、梅野の3打点を上回る5打点を上げるなど、打撃面でもチームの勝利に貢献している。
実績のある梅野と調子の良い坂本、どちらを多く出場させるべきか、ファンの間で過熱しているが、最近はやや坂本の起用を望む声が多い印象。そんな“梅野・坂本論争”を野球解説者はどのように見ているのか。YouTubeチャンネル「野球いっかん!」に11日に投稿された動画内で、現役時代にヤクルトで守備の名手として活躍した宮本慎也氏がこの論争についてコメントした。