2試合連続逆転負け、藤川阪神に訪れた試練の背景 球団レジェンドOBの鳥谷敬氏も指摘「石井投手がいないことのやりくりの難しさが…」

剛腕石井離脱の影響がチームに及んでいる(C)産経新聞社
阪神が痛恨のサヨナラ負けを喫した。11日の西武戦(ベルーナ―ドーム)に2-3と敗れ、連敗。痛い星を落とした。
初戦は8回に救援、桐敷拓馬が西武打線につかまり4失点、この試合は9回裏に悲劇が待っていた。
今季初先発となった伊藤将司は8回途中、無失点と試合を作り、2点リードのセーブシチュエーションで3番手として登板したのは湯浅京己。先頭の滝沢夏央から三振を奪うも、続くレアンドロ・セデーニョに四球、さらに4番のタイラー・ネビンには死球と制球が定まらず一死満塁のピンチを迎える。
そしてここでベンチは守護神の岩崎優を投入。5月30日広島戦以来、約10日ぶりのマウンドとなったが、源田壮亮に1ボールから2球目、121キロのスライダーを捉えられ、同点適時打を許すと西武打線の勢いは止まらない。二死満塁から炭谷銀次朗に右翼線へ運ばれサヨナラ打を献上。2試合連続で無情の幕切れとなった。
一時は防御率0点台がずらりと並び、話題を呼んだチーム自慢の救援陣がここにきて、苦戦している。
大きな要因には先の試合で頭部死球のアクシデントがあり、チームを離脱した剛腕、石井大智不在の影響も大きそうだ。6日のオリックス戦(甲子園)で側頭部に頭部死球を受け、救急搬送された。現在は自宅で静養中と伝えられている。
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