阪神29歳左腕は「完璧だった」けど一つだけ注文 「坂本の配球通り投げていたらどうだったのかな…」と元投手コーチ
8回一死まで無安打無得点の投球を続けた阪神・高橋遥人(C)産経新聞社
「2025 JERA クライマックスシリーズ セ」のファイナルステージ(S)の第3戦が10月17日に甲子園で行われ、リーグ王者の阪神が2位・DeNAに4-0で快勝。3連勝とアドバンテージの1勝と合わせ、通算成績4勝0敗で2年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。
【動画】いざ日本一へ! 2025年10月17日 【阪神 vs DeNA】 佐藤義則の眼
初回に佐藤輝明の先制3ランが生まれると、先発左腕・高橋遥人も勢いに乗った。2~7回まで6イニング連続の三者凡退。8回一死から初の被安打を含む3連打を浴び、二死としたところで2番手・石井大智に交代したが、中継ぎエース右腕がDeNA1番・蝦名達夫を空振り三振に仕留めた。
8回一死までノーヒートノーランの快投を演じた左腕を「完璧だった」と評したのが、2002~04年まで阪神投手コーチを務めた佐藤義則氏だ。現役時代は阪急、オリックスで活躍し、セ・パ5球団で投手コーチを歴任した名伯楽は、10月18日に自身のYouTubeチェンネルを更新。「真っすぐの勢い、ベースの上での強さ、コントロールも抜群だった」と褒めちきぎった。
「完璧だった」からこそ、惜しいポイントを指摘した。8回一死。DeNAが代打・松尾汐恩を送り出した場面だ。カウント2-2と追い込んでからの5球目。147キロの高め直球を中前に運ばれ、大記録が消えた。






