敵将も「打たされた」と舌を巻く“プロ未勝利”の怪腕 阪神・門別啓人のメジャー級打者封じに広まる衝撃「バレた」

カブス戦で堂々たる投球を見せた門別。(C)Getty Images
東京ドームが快投に酔いしれた。
3月15日に東京ドームで行われたカブスとのプレシーズンゲームで、阪神は3-0で勝利。鈴木誠也やカイル・タッカーら主力級の打者が居並んだ打線をわずか3安打に抑えての完封劇だった。
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この日、異彩を放ったのは、阪神の先発マウンドに立った門別啓人だ。
まだ、あどけなさも見せる弱冠二十歳の左腕だったが、マウンド上では威風堂々。メジャーリーグの一線級の打者たちに初回から持ち味の直球で押していく。時に捕手・梅野隆太郎のサインにも首を振りながら落ち着いて投球した門別は、フォークも交えて、カブス打線につけ入るスキを与えない。終わってみれば、5回(59球)を投げて、被安打0、四死球0、無失点の“パーフェクトピッチ”。東京ドームに詰めかけた観衆の視線をくぎ付けにした。
2025年は対外試合で20イニング無失点と潜在能力の高さを発揮してきた。そんなロマン腕には敵将も脱帽した。カブスの地元局『Marquee Sports Network』によれば、試合後の会見でクレイグ・カウンセル監督は「私たちのバッティングは印象に残っていません(笑)」とボヤキながら、苦戦を余儀なくされた門別を次のように評した。
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