虎の怪…首位独走なのに、中日戦は5勝6敗とリーグ唯一の負け越し 延長11回に島本浩也が力尽きる
7回に同点16号ソロを放った森下翔太(C)産経新聞社
セ・リーグ首位を快走する阪神は、7月15日の中日戦(甲子園)で、延長11回の末に2-3で敗れた。6番手の島本浩也が連続二塁打を浴びて、決勝点を献上。雨でヤクルト戦(静岡)が中止となった2位・巨人とのゲーム差は「9」となった。
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摩訶不思議だ。3時間52分に及んだ激闘後、中継の『DAZN』で解説を務めた球団OBの狩野恵輔氏は「ドラゴンズ戦だけ、タイガースの選手が変わったように見えてしまう」と首をかしげた。言葉通りに、セ・リーグの相手5球団に対して、中日戦だけ5勝6敗と、唯一の負け越しだ。
序盤は完全に阪神ペースだった。初回に2死無走者からチャンスを作り、5番・大山悠輔の三塁線を破るタイムリー二塁打で先制。昨年11月に受けた左手首のプレート除去手術からの復帰登板となった高橋遥人も3回まで「0」を並べた。
ところが、4回に暗転した。安打と四球で無死一、二塁のピンチを招くと、5番のジェイソン・ボスラーは一塁へのゴロ。高橋はファーストへカバーに入り、「3-6-1」の併殺が完成したかと思えたが、一塁ベースを踏めず、一死一、三塁とピンチが残ってしまった。
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