NPB新40試合連続無失点!「クリーンアップに回ることが多い8回だからこそ価値がある」阪神・石井大智を名伯楽が大絶賛
さらなる無失点記録更新に期待がかかる阪神・石井大智(C)Getty Images
現役時代は阪急、オリックスで活躍し、阪神を含めセ・パ5球団で投手コーチを歴任した佐藤義則氏が8月18日、自身のYouTubeチャンネルを更新。同17日の巨人・阪神戦(東京ドーム)で、40試合連続無失点のプロ野球新記録を打ち立てた石井大智に対して、賛辞と祝福の言葉を口にした。
【動画】日本記録達成! 2025年8月17日 【阪神 vs 巨人】 佐藤義則の眼
石井は巨人の8回、2点リードの場面で登板。3番・泉口は147キロ1球で中飛。続く復帰2戦目の4番・岡本和真に遊撃内野安打で出塁を許した、5番のトレイ・キャベッジに対しては、3球で3ボールとなった。
それでも慌てることなく、フルカウントに整えると、内角低めいっぱいの150キロで見流し三振に仕留めた。最後は6番・岸田行倫を右直に。またもスコアボードに「0」を灯してみせた。
佐藤氏は「俺もリリーフの経験はあるけど、なかなか40試合0っていうのは難しい。ちょっとしたエラーでも、1点入っちゃったら終わりだからね。それを40試合ゼロで抑えてきたのは素晴らしい」と絶賛。球界全体で投手のスピードが上がっている近年は、無失点救援のケースが増えているとしながらも「そうは言っても40試合連続ゼロは本当にすごい記録」とうなずいた。
石井はセットアッパーとして、8回が主戦場だ。佐藤氏は長い指導歴から「8回はクリーンアップに回る場面が多い」という傾向を感じている。まさに16日の試合がそうだった。だからこそ「そういう意味でも価値があるね」と高く評価した。






