試合終盤の直球勝負は「配球ミス」 阪神バッテリーに元投手コーチ「100球近く投げれば、ボールの威力は変わってくる」
巨人戦の7回につかまり降板した阪神・才木浩人(C)Getty Images
阪神は8月31日の巨人戦(甲子園)に5-4で競り勝った。一度はひっくり返されたが、打線が7回に4連続長打などで4点を奪って再逆転に成功。優勝マジックを「7」に減らした。
【動画】諦めない勝利 2025年8月31日 【阪神 vs 巨人】 佐藤義則の眼
歓喜に沸く猛虎ベンチの中で、悔しそうにしていたのが、先発した才木浩人だ。巨人戦は2024年7月から7連勝中。この日も150キロ超のストレートを軸に、6回まで得点を許さなかった。
しかし、球威が落ち始めた7回につかまった。1死無走者から、まさかの5連打。最初の4本は直球をとらえられ、5人目のトレイ・キャベッジには、落ち切らなかったフォークを右翼フェンス直撃の二塁打とされた。痛恨の3失点。ここで藤川球児監督から交代を告げられ、リーグ単独最多の13勝目は、お預けとなった。
名伯楽の目には、どう映ったのか。現役時代は阪急、オリックスで活躍し、阪神を含めセ・パ5球団で投手コーチを歴任した佐藤義則氏は、9月1日に自身のYouTubeチャンネルを更新。「力で押すのはいいんだけど、相手がどんなボールを待っているかとか、色々考えながら配球しないといけない」とバッテリーに疑問を呈した。
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