巨人劇勝の裏で覚えた違和感 名伯楽「岸田の配球。俺の中では疑問に思うところがいっぱい」 教え子の左腕にも厳しく注文
大山には150キロ中盤のストレートがコースに決まっていたが、フルカウントからカーブを選択して、外野低めに外れて歩かせた。「投手がストライク入らないで苦労してるわけだから、そういう時は入るボールを優先しないといけないね」と断じた。
名伯楽は後を継いだ教え子にも手厳しかった。「高梨もここ1、2年ずっと悪いのは、フルカウントまで行くっていう投球になっている。楽天の時は左打者には打たれなかったんだけども、結果的にシュートを使えなくなってるように見える」と指摘した。
2018、19年の楽天投手コーチ時代に指導した左腕は「カットボールを覚えたのかどうか知らんけど、それでストライクを取れるから、そればっかり投げている」と分析。「で、それを打たれてるっていう最悪のパターン。何十回も言ってきたけど、真っすぐ待ってる打者に、ちょうどいいスイングのできるカットボールはやめなさいっていうね」と注文を付けた。
現在はDeNAとの激しい2位争いを展開している巨人。今後の戦いを見据えても、投手陣の配球や制球の精度改善は必須だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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