勝負の分かれ目は「初回」 NHK解説「甘いボール…もう1点取りたいところで取れなかった」阪神5番がブレーキ【日本シリーズ】
日本シリーズ2試合で無安打の阪神・大山悠輔(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
「SMBC日本シリーズ2025」の第2戦が、10月26日にみずほPayPayドームで行われ、ソフトバンクが10-1で阪神に大勝。通算成績1勝1敗として、28日の第3戦から舞台は甲子園に移る。
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阪神は先発のジョン・デュプランティエが2回途中7失点KO。8月9日のヤクルト戦(京セラドーム大阪)以来、約2か月半ぶりの1軍マウンドは苦い結果に終わった。助っ人右腕の乱調がクローズアップされるが、26日に放送されたNHK「サンデースポーツ」に出演した元中日監督の与田剛氏は、勝負の分かれ目を「初回の攻撃にあったと思います」と指摘した。
猛虎打線は初回、2番・中野拓夢以下の3連打で幸先よく1点を先制。なおも一死一、三塁で、打席には5番・大山悠輔が入った。ソフトバンク先発・上沢直之の1ボールからの2球目は高めに浮いたスライダー。大山は強振したが、バットは空を切った。「甘いボール。仕留められなかったですね」と与田氏。3球目の高めのストレートをファウルにして、4球目のワンバウンドのフォークに空振り三振を喫した。
続く6番・高寺望夢も三振。与田氏が「もう1点取りたいところで、取れなかった。嫌なムードが出てきましたね」と論じたように、ソフトバンクがその裏に逆転。5番・栗原陵矢の同点打で終わらず、6番・山川穂高にも勝ち越しの右中間2点二塁打が生まれた。






