「日本とラテンアメリカは楽しみ方が似ている」ドジャースの選手・監督が語った東京ドームの“観戦文化”

ロハスは始球式を務めたMISAMOの3人に丁寧に投げ方を教えていた(C)Getty Images
3月18日、19日の2日間、東京ドームで開催されたドジャースとカブスの開幕シリーズは幕を閉じた。名門同士の一戦ということもあり、日本やアメリカで大きな熱狂を巻き起こした開幕マッチだったが、両国では熱狂の“内容”は大きく異なるのかもしれない。
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英国の大手メディア『Daily Mail』のオンライン版『Mail Online』が3月18日に投稿した記事では、18日の東京ドームでの“グラウンド外の光景”がまとめられていた。ビールサーバーを背負って座席を回りながら販売している若い女性、ファウルボールに備えてグローブを持参している年配男性などを、北米ではあまり見られない光景として挙げている。これらの景色は日本では当たり前だが、世界的に見れば珍しいということだろう。
メジャーリーガーもその違いを肌で感じているようだ。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はプエルトリコやメキシコでの野球経験があることから、日本の野球とラテンアメリカの野球には共通点があるとコメントしている。
ファンの情熱は類似点であると口にする同監督は、「東京は少々感情を抑えているが、一方でラテンアメリカは情熱的」と指摘した。ドジャースの選手たちも同意しているようで、ショートのミゲル・ロハスも「確かに近い」「日本のファンはアメリカとは少し異なる試合の楽しみ方をしている。ラテンアメリカに最も近い雰囲気だ」と話す。