楽天・安楽智大のパワハラ疑惑で”可視化”された時代の変化 かつては”都市伝説化”するだけで見逃されたケースも
近年の選手にまつわる不祥事といえば、2021年には当時日本ハム在籍の中田翔が後輩選手に暴力行為を行ったとして、チームから出場停止処分を受けた。その後に巨人へ無償トレード。今オフには自らオプトアウトの権利を行使して自由契約となり、中日入団の可能性が報じられている。
また、かつては野球界でも選手間の暴力行為が話題に上ったこともあったが、当時はインターネットがここまで普及しておらず、ヤフーコメント欄やSNSに準ずる媒体も存在しなかった。ファンの声や世論などがここまで表面化しなかった時代では、一つの都市伝説のように細々と語り継がれるだけだった。
だが、今は違う。ファンからはあらゆる声がネット上を飛び交っている。楽天による調査はまだ始まったばかりで情報は断片的な状況なのだが、論調は批判的なものが多く含まれている。
楽天は球団公式HPにおいて「また、一部選手の掲載もあり誤解を生むような報道もなされておりますが、SNS等での憶測による誹謗中傷はお控えいただくようお願い申し上げます」とも書き添えた。
まずは球団による調査結果が注目されるが、時代の変化もあって、再びマウンドの上へ戻り多くのファンから歓声を取り戻すことは、決して簡単な道のりではなさそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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