【楽天】安楽智大の自由契約でも幕引きとならない 懸念される「今後の影響」
さらに安楽問題は今後の球団の方向性にも影を落としそうだ。今回明らかになったのは、閉鎖的な状況が常態化していたという事実、し烈なパワハラを行っていた安楽に対して、誰も止められなかったというチーム内の風通しの悪さも浮き彫りとなった。
特に近年のFAやドラフトにおいては、選手においても「働きやすさ」を求める傾向にあり、今回の出来事は今後の補強戦略にも少なからず影響を及ぼす可能性が出てきた。
チーム内の士気低下も懸念される。来季から指揮を執る今江敏晃監督も今回の事態にはショックを受けているとされるが、今回の安楽問題においては告発した後輩選手へのケアの必要性が指摘されている。勇気を持ってフロントに訴えた選手たちが今後もプロ野球人生を続けられるように球団も気を配る必要があるだろう。
今季はWBC世界一奪還から始まり、阪神の38年ぶりの日本一、アジアプロ野球チャンピオンシップの連覇など明るい話題が多かった球界の最後に飛び込んできた何とも重苦しいニュース。ここで膿を出し切れるか。「ノーモア・ハラスメント」に対し球団の姿勢が問われている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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