なぜ何度も繰り返したのか 物議を醸す張本智和の“呼び間違え”に中国メディアも運営を糾弾「許されない」「最低限の敬意は払うべき」
張本を巡る、ある騒動が物議を醸した(C)Getty Images
日本のエースに生じたまさかの事態が、波紋を生んでいる。
物議を醸しているのは、現地時間12月5日に中国・成都で行われた卓球の混合団体ワールドカップ(W杯)のステージ2、日本と韓国の一幕だ。
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試合前だった。両チームの各選手が順繰りに紹介され、「ミマ・イトウ」と伊藤美誠がコールされた後、順番通りにいけば、張本智和の名が呼ばれるところだったのだが、場内に響き渡ったのは「ミワ・ハリモト」(張本美和)だった。
試合に向けた緊張感も相まって、険しい表情のままその場を動かない智和を見て、場内には再び入場を諭すように「ミワ・ハリモト」の声が響いた。しかし、まんじりともしない日本のエースの姿に異変を感じたのか、間違いを把握したであろう担当スタッフはすぐさま、「トモカズ・ハリモト」と呼び直し。ここでようやく智和はコートに進んだ。
故意だったのか、アクシデントだったのか。いずれにしても、運営側の粗末な対応であったのは言うまでもないだろう。
日中関係の悪化が指摘される中だが、卓球界のスターの名を間違えるという“凡ミス”は、中国国内でもシビアに見られている。スポーツメディア『新浪体育』は「張本智和の名前が誤られた、ひいては故意に誤ってアナウンスされたのは今回が初めてではない」と指摘。険しい顔を浮かべた智和の反応を「たまっていた不満が爆発した結果ではないか」とした上で、「複数回に渡って間違ったアナウンスをすることは許されることではない」と断じた。





