アクシデント降板の菅野智之は“及第点”の評価 「キレは良かった」「これからの登板が楽しみ」と女房役は好感触

捕手のラッチマンは菅野の投球に手応えがあったようだ。(C)Getty Images
念願のメジャー初登板はアクシデントに見舞われるも、上々の評価が伝えられている。
現地時間3月30日、オリオールズの菅野智之がブルージェイズ戦で公式戦初先発を果した。敵地でのMLBデビューとなったこの日、4回を投げ被安打4、2失点。5回にもマウンドに登るも、けいれんのため交代となりこの日の投球を終えている。
【動画】菅野智之がメジャー初登板!インハイのストレートで三振を奪ったシーン
初回、ブルージェイズ先頭のボー・ビシェットをストレートの四球で歩かせ、その後2死を取るも、4番アンドレス・ヒメネス、5番ジョージ・スプリンガーに連打を許してしまい2点を献上。だが菅野は、2回以降はランナーを出しながらも得点を許さず、4回までを投げ抜いている。
5回開始時にけいれんを訴え、思わぬ形でメジャー初マウンドが終わりを迎えることになったが、試合後、次回登板には影響が無いものと報じられている。そして、菅野の投球自体を称える声も挙がっているようだ。
メジャー公式サイト『MLB.com』がこの日のゲームレポート記事を配信。その中で、オリオールズのブランドン・ハイド監督が菅野の状態について、「次の登板には問題なく迎えるはずだ」と明かしたことを伝えている。
また同メディアも日本人右腕のピッチングに及第点を与えており、「新たな環境に慣れるにつれ、なぜオリオールズが昨年12月に彼と1年1300万ドルの契約を結んだのか、その理由を十分に示し始めた」などと振り返り、尻上がりに調子を上げていった投球内容の印象を綴っている。