落合氏そっくり!?三冠王候補なのになぜか注目されないDeNA宮崎敏郎の「凄さ」とは
たくみなバットコントロールも評価されている宮崎(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
好調DeNAをバットでけん引している宮崎敏郎内野手。18日の広島戦でも第2打席で8試合連続安打を記録すると、この日もマルチ安打と現在、打率.442、9本塁打(18日現在)と、主要打撃2部門でトップに立っている。三冠王を狙えるほど打っているにもかかわらず、不思議なほどメディアに取り上げられる機会が少ない。
【動画】5月14日の阪神戦にて、勝負強さが際だつ、現在打撃三冠の宮崎が3回に西純から一時同点となる8号2ランを放った場面
三冠王といえば昨年、ヤクルト・村上宗隆が史上最年少22歳で獲得したインパクトが強すぎたせいだろうか。また今年3月、WBCで侍ジャパンが世界一になり、シーズン開幕後も侍メンバーへの注目が非常に高い。代表に選ばれなかった34歳がいくら打撃好調でも、地味な印象は否めないのか、メディアの扱いはあまり大きくならない。
華はなくても? 技がある。卓越したバットコントロールで、17年には首位打者のタイトルを獲得。ここ6年で5度も打率3割超えを果たしている。プロ野球選手としては恵まれた体型ではなく、172センチと小柄なポッチャリで愛称は「ハマのプーさん」。盗塁はプロ通算0個。足で内野安打を稼ぐタイプとは無縁の右打者で、広角に打ち分ける打撃技術。軸足に体重を残す独特の打ち方も含め、三冠王を3度獲得した落合博満に似ているというファンの声もある。