日米争奪戦は必至!? バウアーの去就で気になる“ネック”に米メディアの見解は?「メジャー球団が前向きになるか…」
セ・リーグの強打者をことごとくねじ伏せたバウアー。その投球術は大きな注目を集めた。(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
10月15日、DeNAは、セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦で広島に連敗。健闘も空しく2023年シーズンが終了した。
シーズンの幕切れとともに、オフの補強に向けた動きがにわかに囁かれている。とりわけ“目玉”として注目を集めているのが、トレバー・バウアーだ。
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今年3月にDeNAと電撃契約を締結した32歳は、NPB移籍1年目ながら19試合に登板。右腸腰筋遠位部を損傷した影響で離脱期間もあったが、2桁勝利(10勝)をあげ、防御率2.76。WHIP1.15、QS率78.95%と堂々たる成績をマークし、20年にサイ・ヤング賞を手にした大投手の矜持を見せつけた。
年俸総額300万ドル(約4億円)の単年契約で入団したバウアーだが、来季の去就は白紙の状態だ。そもそもDeNAが、現役バリバリのメジャーリーガーであった彼を破格の年俸4億円で獲得できたのは、ドジャースと今季までの3年契約を結んでいた影響だった。
21年に女性に対するDVの禁止規定違反で長期の出場停止処分を受けたバウアーは、今年1月にドジャースを解雇。今季の年俸2250万ドル(約34億円)を同球団が負担する運びとなったために、メジャー最低年俸の72万ドル(約1億7280万円)で契約できたのである。