「僕の人生もある」勇退か、続投か 注目集める新庄監督の去就問題 球界OBに語っていた"本音"とは
動画内では先に話題になったレイエス、マルティネスのファンへの残留呼びかけ運動に関して言及。高木氏は「自分がチームに残る、残らないは別問題として新庄監督が優先的に考えることなんだよね」として、そこには「日本ハムに対しての思いだよね」と指揮官の常に先を見据える行動をたたえた。
その上で監督自身の去就判断に関しては、以前から取材含め交流を深めている高木氏は今後戦う、CSのステージにおいて「格好悪かったら辞めないね」と表現。
今後、戦うCSのステージ、またその後見据える日本シリーズの大舞台でどんな戦いぶりをナインが見せられるかにかかっていると見る。
逆に「格好よかったら」と有終の美を飾るべく、しっかりした成績を残せば、勇退もありうると見ているという。
同氏は新庄監督と話した内容に関しても動画内で明かしている。
去就が取りざたされている中で「僕の人生もあるから」と話していたとした上で、自身を慕ってくる選手の存在を考えないかと高木氏が投げかけたところ、それは考えるとしたという。
その上でこう続けたという。
「だけど、まずは自分の生き方、信条があるのでそれを優先します」
あくまで"新庄流"を貫くと話したというのだ。
高木氏も新庄監督の手腕に関しては「納得することが多い 応援したくなる」と高く評価している。
日本ハムは5日の楽天戦(楽天モバイルパーク)でも初回無死一、二塁で清宮幸太郎にセーフティバントを試みさせるなどCS勝ち上がりを目指し、様々なテストを行っている。試合はその清宮が8回に決勝の15号ソロを放ち、勝利したが、ひりひりするシーズンはいよいよここからが本番。果たして新庄監督がどんな手でナインの背中を押していくのか。
CSファーストステージは3位のロッテを相手に本拠地エスコンフィールドで12日に開幕する。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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