「すっごい勉強してます」新庄監督の“知られざる素顔”を球団OBが明かす 「ファンのために野球するのが、ど真ん中にある」
さらに知られざる、指揮官としての素顔にも言及。
「一見軽く見えますけど、すっごい勉強してます」ときっぱり。具体的には対戦球団やファームの試合などもチェックするなど、すべての情報収集を怠らず「そのあたりはすごいなと」舌を巻く。
実際に新庄監督は自身のSNSでもファームの選手にコメントするだけにあきたらず、ときには他球団選手にも言及するなど、広い視野で様々な方面に目を配っている様子が伝えられている。
さらに目を向けたのは選手の背中を押す采配にもあった。
今季は5月13日のオリックス戦(エスコンF)、5月27日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)でそれぞれ、2ランスクイズを見せた。
13日のオリックス戦では難敵・九里亜蓮に対し、2点リードの7回一死満塁の場面で五十幡亮太が2球目に敢行。捕球した九里は本塁へトスを試みるが、結局投げられずに三走の万波中正が本塁を陥れる。そして九里が一塁へ送球した瞬間に二走の水野達稀も本塁へスタートを切り、2人が生還。バントを行った五十幡も二塁まで到達と相手のスキを突く鮮やかな作戦となった。
好投手相手とあってベンチワークで動かしてきたが、この作戦に関して田中氏は「監督は躊躇するんですよ 2ランスクイズ やり切る勇気は新庄さんしかないなって」と奇襲ともいわれる作戦はときに批判を集める場合もあるとあって、決断する勇気をたたえる。
この点にはともに番組に出演した五十嵐亮太氏も「スクイズは監督の責任 駄目だったら責任取る、(ナインに)やってこいというのがめちゃくちゃかっこいい」と激賞した。
その新庄監督は23日から2日間の日程で行われる「マイナビオールスターゲーム 2025」(23日=京セラ、24日=横浜)では全パの指揮を執るソフトバンク・小久保裕紀監督を支えるコーチの役目を務める。
球界の真夏の祭典で元祖「お祭り男」がどんな仕掛けを見せてくれるのか。こちらも楽しみにしたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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