米表彰式で大谷翔平が受けた“水原一平いじり”に反感止まず 主催したESPNに非難の声も「陳腐な発言ばかり。本当に最低」

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 世界的なスーパースターが生んだ関心事を絡めたブラックジョークはたしかに一部の笑いは誘った。しかし、他でもない大谷が「悲しく、ショックに感じている」と漏らしたこともある事件だけに、球界関係者やファンが顔をしかめたのは想像に難くない。

 ただ、この日のギリス氏が飛ばしたジョークはとにかく辛口だった。女子プロバスケットのインディアナ・フィーバーに所属しているスーパースターのケイトリン・クラークを紹介する際には、「彼女がWNBAを引退したら、ワッフルハウスで働くことになるだろう。彼女が一番好きなこと――黒人女性と殴り合いを続けるためにね」と、差別的なジョークを飛ばしもした。

 ゆえに品位に欠けると視聴者から批判の声が殺到。国際的なネットワークを誇る大手局で放映された失態ということもあって、国内外のメディアからもひんしゅくを買っている。英紙『Daily Mail』は「ギリスのジョークは一部の国の通訳が翻訳を拒否したほどだった」と指摘。「式典に参加した一部のセレブたちは気の利いたユーモアに魅了され、大笑いした人もいたが、その他大勢の人たちの表情は強張り、不快そのものだった」と断じた。

 また、かつての“身内”からも今回の式典内容は酷評されている。元ESPN記者のサラ・スペイン氏は自身のXで「彼は『WNBAなんて誰も知らない』とか、黒人女性を何度も侮辱する陳腐な発言ばかりしていた。本当に最低だった」と糾弾した。

 大谷をはじめとするスターに対する度を過ぎたジョークによってスポーツ・ファンの反感を買ったギリス氏。米紙『New York Post』によれば、表彰式を主催した『ESPN』の幹部は「ギリスのネタに対する反応を一切心配していない」という。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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