バレー男子、初勝利!アルゼンチンを3-1で下して勝ち点3ゲット 「最高にかっこいい」石川祐希がフェイクセットも【パリ五輪】
終盤は19-20からアルゼンチンのスパイクがアウトとなり、チャレンジ後にもワンタッチがあったと抗議し、イエローカードを出される事態に。これで20-20の同点。その後、アルゼンチンはベンチで抗議してレッドカードが出されて21点目が入る。石川がフェイント、175センチの関田誠大がブロックを決めてセットポイント。最後は石川が決めて25-22で連取した。
第3セットは序盤リードを許すが、力と技で攻め込む。西田が強打を打つと見せかけて前に落とすなど、柔軟な攻撃を見せる。しかし、アルゼンチンもサービスエースを決めてくるなど反撃。先に20点目を入れられ5点差という場面で、日本は途中出場の宮浦健人がスパイクを決めるなど流れを呼び起こそうとしたが、先にセットポイントを握られると、18-24でこのセットを奪われた。
第4セットは序盤の点の取り合いから2点差とされたが、西田のスパイク、アルゼンチンのタッチネットがあって6-6の同点。また1点を返されたが、石川がブロックポイントを決めて引き離されない。西田の力強いスパイクで2点リードし、9-7。
日本は先に10点目を入れて勢いに乗ると、石川がスパイクを決めてガッツポーズ。苦しい中盤もチームを鼓舞する。小野寺太志、髙橋藍の連続ブロックで16-13。その後、髙橋藍がサービスエースを決め、山内のスパイクが決まるなど、このセットもミドルブロッカーの活躍が光った。終盤はアルゼンチンの粘りを振り返い、最後は宮浦が25点目を入れてこのセットを奪い、3-1で勝利。勝ち点3を手に入れた。
日本はレシーブ力も冴え、全員でボールを拾っていった。初戦の同11位のドイツにはフルセットの激闘の末に敗れて黒星発進となったが、キャプテンを筆頭に見事に修正して東京五輪銅メダルのアルゼンチンを下した。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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