ド軍との再契約も!? “WS胴上げ投手”となった右腕のレッドソックス解雇に広まる衝撃「我慢の限界を迎えていた」
わずか1年で自由契約となったビューラー。胴上げ投手からの“転落”には、米メディアも驚きの声を上げている。ニューヨークの日刊紙『New York Post』は「高額を要した失態に終止符を打った」と指摘。「レッドソックスの“実験”はあまりに厳しいものとなった」と皮肉っている。
また、日刊紙『USA Today』は「レッドソックスは彼のキャリアを特徴づけるプレーオフの大試合での英雄的な活躍を期待してビューラーと契約した」と強調。予想外の大不振を受けての解雇に「ローテーションの再構築に向けての決断だった」と理解を示した。
さらに各国球界の移籍情報を発信している『MLB Trade Rumors』は、「そもそもレッドソックスのオファーは彼の復活への賭けだった」と記し、次のようにリポートしている。
「いまやビューラーの投げる速球の平均球速は94マイル(約151キロ)で、昨季より1マイル、全盛期の96~97マイル(約154~156キロ)よりもかなり低いものとなっていた。ゆえにレッドソックスは我慢の限界を迎えていた。ロングリリーフとして残すこともできたが、9月はロースター枠が拡大するため、各球団に投手が1人増え、後続を補う役割を担う選手の必要性が少し減る。そうした中でビューラーを放出することで、レッドソックスは、ビューラーに新たなチームへ移籍するチャンスを与えた形ともなった」
ポストシーズンが迫るタイミングで、無所属の身となった31歳に手を差し伸べる球団は現れるのか。一部メディアでは、ドジャースとの再契約も囁かれているが、果たして……。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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