【侍ジャパン】12球団の監督が憂慮する「WBC燃え尽き症候群」とは
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世界最高峰の座を奪回する戦いに、国民の熱視線が注がれます。
第5回ワールド・ベースボール・クラシックに出場する侍ジャパン。その陣容は史上最強との呼び声も高く、大谷翔平投手(28)、ダルビッシュ有投手(36)らを始め超一流のメジャーリーガーも日の丸の下に集結。まずは3月9日から始まる東京ドームでの1次ラウンドに大きな注目が集まりそうです。
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ファンのワクワクとは裏腹に、心配そうな表情を浮かべている人々もいます。12球団のメディカルを担うトレーナー陣です。
プロ球団のトレーナー経験者はこう証言します。
「過去、五輪やWBCなどの国際大会に出場した選手が、ペナントレースで故障や不振に見舞われた例は、枚挙に暇がありません。アスリートの中にはデリケートな選手も多々います。シーズン開幕前の3月上旬にコンディションをピークに持っていけば、体のどこかに弊害は出てくるのがむしろ自然とも言えます」
そして、こう続けるのです。
「例えば大卒ルーキーは6、7月にケガや不振に陥る例が多い。大学の春季リーグ戦が終わり、本来なら長期の休みが入る時期に、全力で試合に臨まなければいけない。頭では分かっていても、体に4年間染みついているので、その感覚が抜けないわけです。侍戦士にも同じことが言えるわけです」