野球発展のためにどう変わる? 出場断念の選手たちの訴え 現場の声と乖離する保険の壁「MRIの数値と感覚は違う」【WBC】
WBC出場を望みながらも叶わなかったコレア(C)Getty Images
来る3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。野球の祭典に出場する選手たちにとって、“一つの壁”となるのは保険審査だ。
今大会も小さくないトピックとなっている。そもそもWBCの保険適応は、MLBと選手会が合意の上で選定した保険会社が、メジャー40人ロースターに入っている選手を対象に実施する。その審査はかなり厳格で、過去の負傷歴を徹底的に洗い出し、最終的に保証するか否かを判断する。
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MLBのそれとは異なる保険の適応は、球団との大型契約を遵守させるための施策。言うなれば、選手やチーム守るためにあると言っても過言ではない。しかし、同時に「出たい」と思う選手が自由に出られないという問題も発生している。今大会ではプエルトリコ代表の主力メンバーの保険審査が通らず。同国のホセ・キレス会長が「不公平だ」と一時的に出場辞退を示唆する問題にも発展した。
野球を広めよう――。そんな狙いもあって始まったWBCだけに、選手の自由度が低い現状は芳しいとは言い難い。実際、選手たちからは切実な声も漏れ聞こえてくる。プエルトリコ代表として出場を公言しながら、やはり保険の壁に阻まれたカルロス・コレアも不満を漏らす一人だ。
2014年には右脛骨の骨折修復手術を受けていたコレアは、FAとなった22年オフに、獲得を目指したジャイアンツとメッツが、身体検査での問題発覚を理由に契約を断念した過去がある。加えて2028年の総額2億ドル(約316億円)の契約を加味すれば、必要となる保険適用の壁は小さくない。





