50発トリオ結成のWBC米国代表、ビッグネームが続々参戦の一方で未だに決まらない大谷の盟友の“気になる現状”、「WBC出場へ大きな疑問符を投げかけている」
だが、その後のトラウトは故障との戦いを強いられている。2023年は82試合の出場にとどまり、2024年はわずか29試合の出場に終わった。今季はわずかに復調への兆しをみせたものの、130試合で打率.232、26本塁打、64打点、2盗塁という数字は、かつての5ツールプレーヤーには寂しい結果だ。
「今季は左膝痛で5月に負傷者リスト入り。2024年に痛めた古傷だった。その影響で今季の出場はほぼDHに限られた。三振率が悪化しており、健康状態は来年のWBC出場へ大きな疑問符を投げかけている」
同サイトはそう指摘した。追加選出されたシュワバーはDHでの起用が予想される。トラウトがプレーするには外野のフィールドに立つ必要があり、そこまでの状態に来年3月に持っていけるのかは不透明なままだ。すでに外野はジャッジに加えて、カブスのピート・クローアームストロング、ダイヤモンドバックスのコービン・キャロルの出場が決まっており、レギュラーは埋まっている状況だ。
デローサ監督は、トラウトはそこにいるだけでクラブハウスの空気も変える存在とも指摘した。ただ、完全復活への道には、打席に立つ機会が制限される役割での代表選出は足かせになりかねない。
トラウトと米国代表がどんな決断を下すのか。多くの日本のファンは、脳裏に焼き付いている2023年大会決勝の対決の再現を願っているだろうが、実現は簡単ではない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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