「死ぬまで僕につきまとう」と本人猛省も止まぬ批判 大逆転負けキッカケになったジャッジの落球をヤ軍OBは酷評「説明しかねる」
まさかのエラーを犯したジャッジ。そのワンプレーに批判は集中している。(C)Getty Images
悲しき終戦を迎えた怪物スラッガーに批判の声は集中した。
現地時間10月30日、ワールドシリーズ第5戦が行なわれ、通算1勝3敗と後がなかったヤンキースはドジャースに6-7と敗戦。序盤3回で5点を先行しながら中盤に逆転される悪夢のような展開で15年ぶり28度目の世界一を逃した。
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文字通りの激戦にあって、いわば“戦犯”のような扱いを受けているのが、アーロン・ジャッジだ。今シリーズで大不振が続いて批判の的となっていたキャプテンは、この試合の初回に復調の兆しを見せる第1号2ランをマーク。序盤の猛攻の口火を切り、ヤンキース・ファンたちを熱狂させた。
おそらく地元ファンやメディアは「ジャッジはやっぱりやってくれる」と思っていたに違いない。それだけにミスに対する反動は計り知れない。5回表、中堅手のジャッジは平凡なライナーをまさかの落球。無死一、二塁とチャンスを広げられると、ヤンキースはここからさらにふたつのエラーを重ね、結局1イニングで5失点……。何でもないボールを落としてしまったキャプテンのミスが大逆転負けの“キッカケ”になったとも言える。
試合後にジャッジは落ち込んだ表情で「ドジャースのような相手に余計なミスをしてはいけない。自分がミスをして、さらにふたつのミスが起こった。あれがなければまるで違うストーリーが描けていたはずだ。僕たちは代償を払うことになった」と猛省。そして、自身の複雑な胸中を打ち明けた。