逃がした3選手がことごとく活躍…WS敗戦のヤンキースでキャッシュマンGMの"失策"がクローズアップされる理由

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 そしてそのフリーマンをヤンキースは獲得する機会を逃がしたとされる。

 米メディア「FanSided」は、ワールドシリーズで活躍した先発陣の山本由伸、ジャック・フラハティに加え、MVPに輝いたフリーマン、「この3人をキャッシュマンが逃がした」と報じている。

 まずフリーマンに関しては「2021年オフ、元ブレーブスのフリーマンはFA史上最高の選手だったが、キャッシュマンはまったく交渉できなかった」と断じる。

 フリーマンが当時検討したのはドジャースとブレーブスだけとされるが、フリーマンは「『キャッシュマンと話はしたが、オファーはなかった』と語っている」と記事では紹介。当時はヤンキースが獲得に乗り出しているとも報じられていたが、消極的だったことが明らかになってきた。

 さらに投手難となったドジャースでプレーオフの救世主ともなったジャック・フラハティに関してもドジャースに今年7月にトレード加入したが、直前までヤンキースに入団間近だったとした。 

 入団前のメディカルチェックで懸案事項が見つかったことで「キャッシュマンがトレードを中止した」と報じている。

 最後は山本由伸について。同記事は「これが一番痛いかもしれない」として、最後はヤンキース、メッツ、ドジャースと三つ巴の争いが注目される中、「絶頂期の山本にドジャースは10年3億2500万ドル(約495億円)を払ったが、ニューヨークはそうではなかった」とした。

 ドジャースにわずかに及ばない3億ドル(約457億円)でキャッシュマンが金額提示を止めたと紹介。背景にはチームのエースであるゲリット・コールよりも高額契約にはしたくないという、チームバランスも働いたという噂も飛び交ったとした。「彼(山本)を獲得するためには大きな変化が必要である」ことを知りながら、一歩を踏み出さなかったとこちらも編成の失敗だったとした。

 いずれにせよ、ヤンキースは世界一に届かなかった。今オフは主力のフアン・ソトのFAなども抱えながらどんなチーム戦略を取っていくのか。常勝軍団の巻き返しが今後も注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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