“小さな大魔神”は復活するのか 過去2年で5セーブの山﨑康晃が葛藤しながら決意した2つの変化「怖さはありますよ」【DeNA】

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相当な覚悟を持って26年シーズンに挑む山﨑。キャンプ期間中には最新鋭の機器を活用して改善に取り組んだ(C)産経新聞社

出力を上げるための”修正”

「一番変わったのは覚悟ですね」。一時期よりも約15キロも絞った。一見してシャープになった顔つきからも、山﨑康晃のそれはひしひしと伝わってくる。

 2015年のルーキーイヤーからDeNAのクローザーとして君臨した“小さな大魔神”。4年目には100セーブを達成し、2023年までに227まで積み上げた。名球会入りまでは残り18。しかし、直近2年間でのセーブ数はわずか5に終わり、昨年は9回のマウンドはおろか一軍の舞台すらも遠ざかった。

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「今の成績が思わしくない部分は、自分で真摯に受け止めています」

 もう一度あの場所へ戻る。「トレーニング、フォームと数字をもう一度見直してみて、ここは自分でも変化をつけるタイミングだと思いました」と語る山﨑が覚悟を持って手を付けたのは、こだわりのツーサイドピッチングからの脱却、そして特徴的なインステップの是正だった。

 無論、葛藤はあった。本人もドラスティックな試みに「怖さはありますよ。全部崩れる可能性もありますから」と語る。しかし、「それ以上に今以上のものを追い求めていくことに前向きに捉えています。自分の殻を破る思いですね」と決意した。

 右打者の方向へと踏み出すインステップ。山﨑を象徴するような投球フォームは、彼のキャリアを支えてきたストロングポイントでもある。そこにメスを入れた。

「解析してもらって、よりいいところ、ベストなところということで。靴の半分くらいだけ外側に出すようにしています」

 修正を施したのは差わずか数センチ。それでも効果は絶大だった。

「全然違いますね。骨盤の回旋が変わるので物理的にも感覚的にも変わります。出力も出てきていますし、なんでもっと早くやらなかったんだろうって感じです」

 目に見える物理的な根拠を手に入れ、「クロスステップする僕の強みは消さずに、より強いピッチングスタイルを追求していきますよ」と表情も明るい。

 加えて第3の球種の獲得にも着手した。これまで山﨑の投じてきた球種は4シームとフォークのように鋭く沈む2シームのふたつ。そこにカットボールやカーブなどを追い求めた過去がないわけではなかったが、完全に自分のものにできなかった。

 ではなぜ、ふたたび着手しているのか。山﨑はこう語る。

「もう今は文明の利器で色々出てきてしまいますから。ツーサイドピッチングではなく、バッターが的を絞りにくくなる投球スタイルが課題になってきます。そういった意味でスライダーがマストになってくる。もうツーサイドピッチングでは本当にすごいピッチャーでないと通用しないと思っています」

 ある種の“限界”を悟っての変化は形となって現れつつある。

「空振りも取れていますしね。ほどけているとバッターもスイングのキャンセルが効いて止まりますけど。スライダーがあると次のボールも活きてくるので、幅が広がってツーサイドピッチから向け出せると思います」

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