限界は遥か先 V字回復の35歳 巨人・丸佳浩が見せる「崖っ縁からの逆襲」

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 スポーツメディアの関係者は言います。

「『投高打低』の今シーズンにおいて、打率3割近くをしっかりマークしている点に目が行きがちですが、四球の多さも素晴らしい。選球眼が優れ、ボールを見極めて出塁できる。まさに1番打者の鑑です。左投手を苦にしないのも見事。首脳陣からすると、安心して1番打者を任せられる存在でしょう」

 そして、こう続けるのです。

「どんな一流の打者にとっても、35歳のシーズンは大きなターニングポイント。それまでコンスタントに成績を残してきた打者であっても、肉体的な衰えが隠せない年齢でもあります。しかし、丸選手にはそれが感じられない。試合前の練習や日頃の生活から、高いパフォーマンスを発揮するために節制し、準備を重ねているからこそ、この年でここまでの成績を残すことができている。そのベースには、カープの若手時代の猛練習があることも見逃せません。若い選手からすれば、『生きたお手本』と言っても過言ではないでしょう」

 秋広優人や浅野翔吾ら次世代を担う若武者たちが、虎視眈々とレギュラーの座を狙おうとも、「丸の壁」は依然として高くそびえています。

 まだまだ熾烈な競争が展開されそうな今季のセ・リーグ。35歳が打率3割をマークできれば、自ずと巨人のV奪回が近づくとも言えるでしょう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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