阿部巨人 「丸センター構想」で浮上する"懸念" 奮起が期待される「選手の名前」

丸は昨年リードオフマンとして復活を果たした(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
リーグ連覇を目指す巨人は25日、1軍那覇キャンプを打ち上げた。
オフには大型補強も話題を集めたチームがここからオープン戦を経て、3月28日の開幕戦までどのように「勝てるチーム」に仕上げていくかにも注目が高まっている。
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一つ大きな動きとされたのは、新外国人のトレイ・キャベッジのポジション問題にもある。
オープン戦でも豪快なヒットを放つなどいよいよベールを脱ぎ始めた左の長距離砲の起用をめぐっては当初ファーストを想定していたが、実戦で守備面の不安が露呈。キャンプ打ち上げとなった25日、阿部慎之助監督は右翼にキャベッジ、中堅にベテランの丸佳浩、左翼にエリエ・ヘルナンデス、一塁に昨季ゴールデン・グラブも受賞した岡本和真を配置する新布陣を明かした。
一方、両外国人選手への外野守備の司令塔となる丸にしても、今年は4月に36歳となり、攻守にフル稼働となるとケアも必要となってくる。昨年リードオフマンとして復活、主砲の岡本和真に次ぐ14本塁打をマークと攻守で存在感を示したエイトマンの負担を減らすためにも若手の底上げ、奮起が求められている。
高卒3年目シーズン、飛躍を期待される浅野翔吾は23日の広島とのオープン戦で4打数2安打と打撃ではアピールを果たしたが、1軍で初めての機会となった左翼守備では後方の打球に追いつけず、フェンス際の打球処理にもたつくシーンも。昨シーズンも外野守備で相手失点につながる場面もあり、浅野にとっては目指すレギュラー獲りには守備面の向上が欠かせないポイントともいわれている。