「絶対に腕痛いだろって…」ド軍同僚野手が証言 WSで異彩を放った山本由伸の伝説投球の衝撃「言葉が出ないほど凄かった」
快投に続く、快投で異彩を放った山本(C)Getty Images
味方を鼓舞する投球だった。今秋に行われたブルージェイズとのワールドシリーズで、ドジャースの球団史上初の連覇に貢献した山本由伸のそれだ。
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投げるたびに球威は増し、そのパフォーマンスは球界を騒然とさせた。第2戦と第6戦に先発登板していた山本は、その時点で計201球を投球。蓄積していたであろう疲労は想像に難くなかった。しかし、背番号18はここで異彩を放った。勝てば優勝が決まる第7戦で同点となった9回からリリーフで登場すると、3回(34球)を完封。チームの逆転劇を呼び込んだのである。
もはや「満場一致」と言ってもいい形でシリーズMVPにも選出された。その疲れ知らずの投球は、間近で見ていた同僚たちにとっても小さくない驚きを生んでいた。
「あれは正直、少なくとも僕らの中には誰も見たことがないレベルのものだった。『絶対に腕痛いだろ』って思っていた」
激闘から約1か月が過ぎ、そう証言するのはトミー・エドマンだ。米スポーツ専門局『ESPN LA』のポッドキャスト番組に出演した30歳のユーティリティーは、激闘となった第7戦を「僕が出た試合で最高の試合だった。伝説的な場面ばかりだったからね」と表現。その上で、第6戦の先発登板から中0日でマウンドに立った山本に賛辞を寄せた。
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