「第6戦の夜遅く、アイアトン通訳からメッセージが来て…」ド軍GMが明かした山本由伸の"献身" WS伝説の中0日投球の裏側「可能性を排除しないでほしいと」
通常で考えれば第6戦で90球以上投げた投手が連投することは難しい。第7戦の間に何があったのか。ゴームズGMはインタビューの中でこう明かしている。
ヘイマン記者の「彼はいつ投げると言ったのですか?」との問いに「確か、第6戦の夜遅くだったと思う。アイアトン通訳からメッセージが来て…」「彼は明日登板する方法を見つけようとしているのでお知らせしておきます、可能性を排除しないでほしいといった内容のものだった」と答えた。
ゴームズGMも山本の意思を受け止め、翌日の状態を確認しようという形でその日は終了。さらに第7戦当日のキャッチボールで山本が状態の良さを確認できたことで、チームとしてGOサインが出たという。
そして実際に9回一死からマウンドに上がった山本の投球を見た同GMは「信じられないほど素晴らしかった」と感想を明かす。強靭なメンタルとフィジカルを強くたたえた上で、山本の力はすでに認めていたとしながらも「あれはまったく別次元のものだ」と語るなど、驚異的なパフォーマンスだったと高く評価した。
ドジャース入団2シーズン目となった今季は先発陣の柱として12勝をマーク。ポストシーズンでは5勝、防御率1.45と異例のハイパフォーマンスで球団初の世界一連覇の立役者となった。
すでにナ・リーグのサイ・ヤング賞最終候補に選ばれるなど「ヤマモト」の名前はメジャーリーグでも広く知られるように。常に進化を摸索する探求心も成長を後押しする。黄金時代はまだまだ続きそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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