「深刻な窮地だ」ブルワーズ番記者が嘆く“異常事態” 初完投の山本由伸は「支配的だった」

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山本が圧巻のピッチングを披露した(C)Getty Images

 敵地記者もお手上げだ。

 現地時間10月14日、ドジャースの山本由伸は、敵地アメリカンファミリーフィールドで行われたブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第2戦に先発登板し、9回3安打1失点、7三振1四球の内容でメジャー自身初の完投勝利を達成。チームを5-1の快勝に導いた。これで同シリーズの対戦成績は、通算2勝0敗だ。

【動画】最後は空振り三振!山本由伸のメジャー初完投の瞬間をチェック

 この日、初回先頭で1番ジャクソン・チョウリオと対峙すると、いきなり右中間への先制ソロを浴びた山本。しかしそれに動じることなく、以降は、冷静なマウンドさばきで相手打線に追加点を許さない。淡々とアウトを重ね、9回二死では、2ストライクから5番アンドリュー・ボーンを内角スプリットで空振り三振に仕留めた。

 試合後、米ウィスコンシン州地元紙『Milwaukee Journal Sentinel』のカート・ホッグ記者は、「ブレーク・スネルが支配的な登板(8回1安打無失点)をした翌晩に完投だ」とX上で速報。「NLCSに入るまでの直近283試合で、相手先発が8イニングを投げきったのは、2回しかない。それが同シリーズ2試合で起きた」と“異常事態”を伝えている。

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