筒香嘉智はどう変わった？ DeNA復帰に戦友や師が語った本音「他のチーム行かれるより、横浜に帰ってきてほしいって」
早期の1軍復帰も見込まれている筒香。その調子は少しずつ上がってきている。写真：萩原孝弘
実戦初戦で見せた流石の姿勢
横浜にふたたび舞い戻った筒香嘉智。2017年から2代目キャプテンとしてチームを引っ張り、日本シリーズ進出の原動力となった“ハマの大砲”は、4月20日に若手時代に汗を流した横須賀スタジアムで約1か月ぶりとなる実戦に挑んだ。
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「大事なユニフォームに袖を通すということで、練習では出ないようなスイッチが入った」
そう久しぶりの感覚を実感し、テーマにした「ボールの見え方と、自分のその試合の中で崩れない形でスイングをするということ」を念頭に置き、復帰後初実戦ながら1安打、1打点とさすがの姿を示した。
この日の横須賀スタジアムは2019年以来となる外野席を開放。この事実からも分かる通り、筒香に対するファンの注目度は桁外れ。球団にとって「暗黒」と言うべきTBS時代に入団し、チームが徐々に強くなる歴史的な過程を知るスラッガーは、渡米して5年の時を経た現在進行系のDeNAにとって、どのような化学反応を起こすのだろうか。横浜時代からの戦友、そして師と仰ぐ存在の声を聞いた。
「彼が寮入ってる時から一緒なんで。彼がどんどん上がっていくのはすっと見ていましたね」
そう語るのは、ピッチャー陣でチーム最年長の三嶋一輝だ。1つ年下の後輩の成長過程を見続けていたと明かす33歳は、「それからキャプテンになって、やっぱりその中心にはずっと彼がいましたからね」と低迷していたチームを押し上げる原動力が筒香であったと明言する。
今回の復帰に「やっぱりピシッと締まりますよね」と、ある種の特異なオーラを感じ取る三嶋は、筒香復帰がもたらす影響を語る。
「本当に今のベイスターズにはすごいいいと思うし、やっぱり彼がいることで全然違うと思いますよ。もうその存在感もそうですし、やっぱり“横浜の筒香”というファン皆さまのイメージもあるでしょうし、やっぱり頼もしいですからね。今日も、彼が入っていいゲームだったと思いますし、彼もきっと帰ってきてよかったと思いますよ。すごいいい雰囲気でしたしね」
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