韓国にも伝播するダルビッシュ有の偉大な記録 「2つの大きな山」の更新にも期待
ダルビッシュは今季5度目の登板で白星を掴んだ(C)Getty Images
パドレスのダルビッシュ有が現地時間7月30日、メッツ戦に先発し今季初勝利を挙げ、日本人選手歴代最多となる日米通算204勝目(日本93勝、米国111勝)を記録した。今季は故障明けでの初マウンドから不本意な結果が続いていたものの、5度目の登板となったこの試合ではベテランらしい投球で、待望の白星を掴んだ。
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7回を投げ打者23人に対し、被安打2、無失点、7奪三振と、胸のすくようなピッチングを披露したダルビッシュ。このゲームでは、投球時に右肘を下げるサイドスローに近いフォームで投げ、メッツ打線を手玉に取った。7イニングで球数は76球と効率よくアウトを重ね、チームの5-0での勝利に貢献。今季、過去4度の登板で防御率9点台と苦しんでいたベテランが新フォームに取り組み、見事に結果を残した。
ダルビッシュはこの日の白星により、広島やドジャースなどで活躍した黒田博樹氏(203勝)を抜き、日米通算勝利記録を更新。間もなく39歳を迎えるベテランがさらなる進化を遂げ、通算204勝という金字塔を打ち立てた。
プロキャリア20年目でまた1つ、偉大な足跡を残した日本人右腕に対し、海外メディアからも賛辞が送られている。韓国ニュースサイト『毎日経済』が7月31日、ダルビッシュの特集記事を配信した。その中で、「今季は肘の故障の影響で7月8日にシーズン初登板してから0勝3敗のダルビッシュだが、今回の登板では復帰後最高の内容を見せ、メジャー通算111勝目を手にした」と報じている。






